南米ボリビアのラパスで8日、キリスト教民主党(PDC)に所属する中道ロドリゴ・パス大統領の就任式が行われた。20年続いた反米左派政権の終焉(しゅうえん)は南米全体の政治地図を大きく塗り替える可能性を秘めている。(サンパウロ綾村悟 ...
【サンパウロ綾村悟】南米ボリビアで8日、パス大統領(58)が就任式した。任期は5年。中道派パス氏の就任により、およそ20年にわたる反米左派政権の時代に幕を下ろした。就任式には、ランドー国務副長官をはじめとする米代表団も出席、両国関係の ...
「ボリビアは決して私たちを見捨てない」。10月19日の大統領選挙の決選投票で当選し、勝利宣言では繰り返し祖国への思いを口にした。対米関係の修復と低迷する経済の改革への期待を背に、社会主義路線に終止符を打つ。 選挙戦の序盤は泡沫(ほうまつ ...
コカの葉の栽培はアンデスの伝統か、それとも麻薬密輸の温床か――。麻薬取り締まりを巡り、米国と南米各国の緊張が高まっている。トランプ米政権が麻薬対策を求めて圧力を強める一方、伝統的な嗜好品としてコカの栽培を続けてきた国では反発が ...