東京で育った野田口理孝さんは、幼少期から植物や動物が好きだった。小学生のころ、植物の葉緑体が光を利用し、水と二酸化炭素から酸素やデンプンをつくる光合成の仕組みを知り「人の首に葉緑体シートを貼れば、食事なしでも生きられるのではないか」と想像を膨らませた。 高校生のころ、エボラ出血熱など致死率の高い感染症の存在を知り、アフリカなどの流行地域の状況を知るため新聞を読みあさった。「人の病気の研究者になろう ...
① 光合成を行うシアノバクテリアは、異なる光に応じて最適な光合成ができるよう、光合成に使う光の色を切り替えています。たとえば、一部のシアノバクテリアは、赤い光を使う光合成から緑の光を使う光合成へ、あるいはその逆へと、切り替えることが ...
ミクロの藻は細胞中の巨大なアンテナで光エネルギーを集める 超高効率光合成の仕組みを解明 【発表のポイント】 地球温暖化の緩和に有効な高効率な光合成をする生物の仕組みの一端を明らかにしました。 最先端のX線や電子顕微鏡(注1)により ...
岡山大学と大阪大学、理化学研究所、京都産業大学の共同研究成果プレスリリースです。 光合成で、光エネルギーの転換反応は「チラコイド膜」という膜の上で起こります。 この光合成の足場、ソーラーパネルともいえるチラコイド膜を維持するしくみに ...
光合成生物の細胞や葉緑体の分裂制御において、これまで未知であった多重膜の分裂を制御する仕組みが解明された。本研究は、日本大学の金恩哲助教(前・基礎生物学研究所)とドイツ・ダルムシュタット工科大学のMarcel Dann 助教授を中心に、基礎生物学 ...
生物が、時計などに頼らず時間の流れを把握する「体内時計」。この仕組みは、22億年前頃までに誕生していたとする研究結果を、福井県立大生物資源学部の向山厚准教授(たんぱく質科学、時間生物学)らのグループが発表した。光合成をする微生物が ...
米シカゴ大学や米スタンフォード大学などに所属する研究者らが発表した論文「Heart cockle shells transmit sunlight to photosymbiotic algae using bundled fiber optic cables and condensing lenses」は、リュウキュウアオイ(Corculum ...
環境省は2日、植物の光合成の仕組みを応用して、太陽光エネルギーを利用し、二酸化炭素(CO2)や水から水素などを作り出す「人工光合成」に関する有識者検討会を開き、普及に向けた工程表をまとめた。2030年までに一部の技術を実用化し ...
大阪公立大特別招へい教授神谷信夫さん 71 世界が注目する光合成の謎に迫る研究者の一人として知られる神谷信夫・大阪公立大特別招へい教授は、たんぱく質の仕組みを解明するエキスパートだ。信条の「粘り強さ」で様々な成果を上げたほか、大型 ...