涙や唾液が出にくくなる自己免疫疾患・シェーグレン病は、患者の持つ自己抗体の種類によって一部の症状が異なる事が知られていますが、その原因は十分に解明されていませんでした。本研究では最先端の「シングルセル解析」と「空間トランスクリプトーム解析」を用い、唾 ...
はしかや風疹などに十分な免疫を持っているかどうかなどがわかる抗体検査。医学部への入学や海外留学などで必要になることもあります。また、妊娠を希望する女性が受けておいたほうがいい抗体検査もあるそうです。新型コロナウイルスの抗体検査や ...
出血を止める役目を果たす血小板が少なくなる国の指定難病「免疫性血小板減少症」。自己抗体によって血小板が壊れることが原因であると分かってきたことから、最近この病名に改められた。急速に進歩している治療の現状と、患者の注意点について専門家に聞いた。
今日の創薬で最重要素材は抗体です。自然界において、抗体ほど抗原(標的分子)に正確かつ強力に結合する物質はないからです。抗体は遺伝子を設計図として無尽蔵に生成されるため、抗体遺伝子情報を収集すれば有用な抗体をサーチできるはずです。
母乳などを通じて渡される母親の抗体が子供の脳の発達に影響を与えることを群馬大大学院医学系研究科の定方哲史准教授らがマウスを使って解明し、富山大との共同調査でも抗体の有無でマウスの行動に違いが生じることを明らかにした。母親の抗体が ...
理化学研究所(理研)生命医科学研究センター 免疫シグナル研究チーム(研究当時)の齊藤 隆 チームリーダー(研究当時、現 免疫器官形成研究チーム 客員主管研究員、現 創薬抗体基盤ユニット 客員主管研究員)らの国際共同研究グループは、免疫 ...
東京大学(東大)と国立国際医療研究センターの両者は7月31日、インフルエンザワクチン抗原デザインの新規ストラテジーとして、ウイルスタンパク質の保存性の高い部位を標的とする抗体を誘導する抗原デザインを新たに考案したことを共同で発表した。
光免疫抗体を用いて標的を狙い打つ、光免疫療法の戦略手法を確立 —がん、多剤耐性菌・新興ウイルス感染症など、多様な疾患の克服に向けて— 東京慈恵会医科大学消化器・肝臓内科 光永眞人 講師と総合医科学研究センター 岩瀬忠行 教授、横浜市立大学 ...
日本臨床腫瘍学会は2月22~24日、名古屋市で第21回学術集会を開き、がんの患者・家族、一般の人を対象にしたペイシェント・アドボケイト・プログラム(PAP)を全国がん患者団体連合会が運営した。その中で、九州大学大学院医学研究院社会環境医学講座 ...
理化学研究所(理研)生命医科学研究センター 免疫細胞治療研究チームの岡田 匡央 研究員(研究当時)、山﨑 哲 研究員、清水 佳奈子 上級研究員、藤井 眞一郎 チームリーダー(最先端研究プラットフォーム連携(TRIP)事業本部 創薬・医療技術基盤 ...
SARS-CoV-2(重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2)のオミクロン株が猛威を振るっていた2022年の夏、免疫学者のBob Sederは、友人や親戚たちから、COVID-19(SARS-CoV-2が引き起こす感染症)ワクチンの接種を延期して、オミクロン株に合わせた新しいワクチンの ...
メトホルミンと免疫チェックポイント阻害薬(抗PD-1抗体)の併用は腫瘍血管を正常化します。 腫瘍血管の正常化により、より多くの免疫CD8T細胞が腫瘍内に入ることができます。 腫瘍血管正常化は活性化CD8T細胞の分泌するインターフェロンγに依存します。