体内に侵入した病原体や異物から体を守る「免疫」の仕組み。人の健康になくてはなりませんが、加齢に伴い免疫機能も低下すると言われています。ここでは「免疫の老化」をテーマに、具体的に何が起きるのか、防止の手立てについて免疫研究の第一人者 ...
通常は古くなった細胞を除去してくれるはずの免疫が、その手が回らずに残ってしまっている状態です。これが老化細胞です。この老化細胞が、慢性炎症と関係があります。なんと、老化細胞になった細胞は炎症物質を出し続けるのです。
免疫とは、体の中で異物を攻撃し、とりのぞくことで体を守るしくみです。ここで言う異物とは、体の外から入ってきた細菌やウイルス、体の中で異常が起きてできるがん細胞などのことです。 免疫は私たちの体を24時間守ってくれる「ヒーロー戦隊」の ...
ノーベル生理学・医学賞を受賞する大阪大の坂口志文特別栄誉教授(74)は制御性T細胞を発見した。がんや自己免疫疾患の治療といった応用面も期待されているが、業績の題目は「末梢(まっしょう)性免疫寛容にかかわる発見」。免疫学の長年の謎の解明に貢献したことが ...
今年のノーベル生理学・医学賞を受賞した大阪大学特別栄誉教授の坂口志文さん(2025年10月、大阪府吹田市。時事通信フォト) ペスト、梅毒、天然痘、コレラ、結核、インフルエンザ、新型コロナウイルス──人類の歴史は感染症との闘いの歴史といっても ...
スウェーデンのカロリンスカ研究所は6日、2025年のノーベル生理学・医学賞を、免疫を抑制する「制御性T細胞」を発見した大阪大の坂口志文(しもん)特任教授(74)ら日米の3氏に授与すると発表した。坂口さんは免疫を抑える仕組みの謎を解明し、がんや ...
京都大学の研究グループは、大腸がんが免疫細胞の攻撃を防御する仕組みをマウスを使った実験で突き止めた。大腸がんは、がん免疫薬「オプジーボ」のような免疫細胞を活性化する治療薬が効きにくいという問題があった。大腸がんに対する新たな免疫療法の開発につながる可 ...
千葉大学などは、ぜんそくなどのアレルギー疾患が悪化する仕組みの一端を明らかにした。免疫の司令塔となる免疫細胞が脂肪酸を取り込んで分解し、病気を悪化させる細胞に変化していた。新たな治療法開発につながるという。研究成果をまとめた論文を ...
マラリアと人の免疫細胞の攻防のカギを握る仕組みを解明したとする論文を、大阪大などのチームがまとめ、科学誌ネイチャーに発表した。マラリアの重症化を防ぐワクチン開発に応用できる可能性があるという。 大阪大学 マラリアは、蚊が媒介する ...
がん細胞に対する免疫の攻撃力を活性化する薬の効き目を大きく左右する腸内細菌を特定したと、国立がん研究センターなどの研究チームが発表した。腸内細菌が腸から離れたがんに影響する仕組みも解明し、新薬開発につながると期待される。論文が15 ...
デングウイルスや日本脳炎ウイルス、ジカウイルス、ウエストナイルウイルスなどのフラビウイルスは、ウイルスに感染した蚊やダニといった節足動物がヒトの血を吸うことで感染する。日本では感染例は少ないものの、デングウイルスのように、東南 ...
キリンホールディングス株式会社(社長 COO 南方健志、以下キリン)は、”免疫”の仕組みを親子で楽しく学べる体験型イベント「からだウォーズ」を日本科学未来館にて2025年11月26日(水)から2026年1月25日(日)で開催します。本イベントは、ゲームや ...