年の瀬になると、ヤクザ業界もせわしなさが一気に増す。さる12月1日から3日までの3日間、日本最大のヤクザ組織である六代目山口組・司忍組長が、全国の親戚・友好団体のトップと次々に会談を持ったのだ。ヤクザ事情に詳しいジャーナリストが解説する。

中央：六代目山口組 司忍組長（83）、左隣：六代目山口組 竹内照明若頭（65）：式場へと向かう六代目山口組の面々。稲川会の組員たちが頭を下げて出迎える 「開きます！」 野太い声とともに、稲川会館の鉄門扉が開いた。それを合図に、周辺で警戒に ...

司忍組長―竹内照明若頭による六代目山口組の現体制で、その屋台骨を支えるのが四代目弘道会だ。先の分裂抗争では多くの逮捕者を出す一方で、対立組織からは常に目の敵にされ、その存在感の大きさが際立った。そんな弘道会の代替わりから2カ月が経過した今、改めて中核 ...

昨年末、恒例の餅つきでリラックスした表情を見せる六代目山口組の司忍組長(写真中央)とナンバー2の高山清司若頭（後方） 司忍組長率いる六代目山口組と、離反組を率いて結成された井上邦雄組長をトップとする神戸山口組の10年にわたる抗争が急展開を ...

今月、日本統一を目指す特定抗争暴力団の六代目山口組に大きな動きがあった。山口組の幹部と関東の最大勢力であり指定暴力団の住吉会の幹部が盃を交わすというのだ。六代目山口組からは二次団体、山健組・中田浩司組長。住吉会からはNO．２である小坂聡会長代行の2人 ...

今年1月には神戸山口組の井上組長の自宅に六代目山口組の元暴力団組員が侵入。放火する事件が起している 世界では、アメリカを仲介役とするロシアとウクライナの停戦協議が続けられているが、日本国内でも長きに渡った争いの終焉が間近だという見方 ...

「実は宮崎の事件では、吉井幹部側と亡くなった被害組員の遺族との間で示談が成立していました。裁判では、遺族が被害賠償金2000万円を受け取り、吉井幹部への厳罰を望まない旨が伝えられていました。検察としても無視できる要素ではなく、求刑に反映されたのでしょ ...

神戸市中央区の山陽新幹線新神戸駅で5日午前、指定暴力団神戸山口組の組員ら約20人が怒声を上げ、一時騒然となるトラブルがあった。当時同駅には、対立する指定暴力団山口組の篠田建市（通称・司忍）組長（74）が姿を見せており、兵庫県警が ...

分裂・離反した神戸山口組との10年抗争への終戦を4月に宣言し、体制強化に乗り出す山口組に新たな動きが出てきた。名古屋に本拠を置く中核組織の弘道会の新体制が発足。弘道会の一強体制がより顕著になった。 一方で、神戸にあった弘道会の事務所は ...

特定抗争指定暴力団山口組が7日、2015年に山口組から分裂した神戸山口組との抗争を「終結させる」という内容の誓約書を兵庫県警に提出したことが、捜査関係者への取材で分かった。山口組の森尾卯太男本部長ら3人が県警本部を訪れ、担当者に ...

兵庫、大阪などの9府県警は19日、山口組と神戸山口組の特定抗争指定暴力団への指定を3カ月間、延長すると発表した。対立抗争が終結したとは認められず、継続する必要があるとした。 7月4日に官報に公示する予定で、延長後の期限は10月6日まで。