日本社会において経済格差がどんどん広がっている。流通科学大学教授の白鳥和生さんは「厚生労働省によると、2023年の全世帯平均所得は536万円だった。それに届かない世帯が6割以上いる一方で、飛び抜けた富裕層が出現している。実質賃金が伸びない中で物価は上 ...
日本の格差問題の実態は、米国型の「超富裕層への富の集中」ではない。1981年から2021年までの40年間の政府統計データに基づく詳細な分析が明らかにしたのは、世帯構造の変化を伴う「中間層・ボトム層の地盤沈下」という日本特有の構造である。1980年代 ...
【ニューヨーク時事】米国で、高所得者と低所得者の経済格差拡大に歯止めがかからない。賃金上昇率の高さや、人工知能(AI)の成長拡大期待がもたらした株高の恩恵を受ける富裕層が消費をけん引。一方、賃金の伸び鈍化や、トランプ政権の高関税政策による物価高で低所 ...
社会の公正という観点でも、本人の努力の問題だけには到底できない学歴による所得格差というのは、もはや看過できないのではないでしょうか。加えて、過労や仕事を通じた精神障害の増加(正確には「精神障害に係る労災請求件数」の増加)なども憂慮 ...
K字経済 高所得者と低所得者の経済格差が広がっている状態。所得階層別に賃金上昇率、消費の伸び率などを折れ線グラフにした場合、アルファベットの「K」に似た形状を描き、右肩上がりの高所得者と、右肩下がりの低所得者の格差が鮮明となる。高所得者は株式など多くの金融商品を保有していることから、資産価格の上昇はさらなる二極化を招き、社会不安や治安悪化など分断が進む可能性がある。(時事) ...