資本主義に批判的なマルクス主義の研究者の間では、社会は生産手段を所有する資本家階級(ブルジョワジー)と自分自身の労働力しか持たない労働者階級(プロレタリアート)という二大階級だけが残ると考えられました。資本主義が発展すればするほど、両者の間に立つ中産 ...
シンガポール国立大学(NUS)リー・クアンユー公共政策大学院の「アジア地政学プログラム」は、日本や東南アジアで活躍するビジネスリーダーや官僚などが多数参加する超人気講座。同講座を主宰する田村耕太郎氏の最新刊、『君はなぜ学ばないのか?』(ダイヤモンド社 ...
米国の「民主社会主義」は、かつてのソ連のような一党独裁や共産主義とは明確に異なります。「民主主義を維持しながら、行き過ぎた資本主義の格差を是正する」という思想であり、北欧諸国の高福祉社会をモデルとしています。市場経済を否定せず、富の再分配や社会保障の ...
ビジネスマンの本棚には欠かせない、古典中の古典の新訳が出た。通称「プロ倫」と呼ばれる本書は、「近代資本主義とは何か」を考えるための壮大な歴史物語。マルクス『資本論』と双璧をなす経済人の教養書だ。 さっそく岩波文庫の大塚久雄訳と ...
これに対して、それほどお金にも事業にも欲がある訳ではなく、とにかく安定した生活が送りたい、そのためにできるだけ名の知れた大きな組織に身を寄せたいという、いわば「寄らば大樹の陰」の人もたくさんいます。むしろそれの方が圧倒的多数かも ...
経済格差や気候変動など、資本主義がもたらした弊害は大きい。それらの問題は資本主義の修正によって解決できるのか。それとも、根本的なシステム変更が求められるのか。何より、「いま資本主義に囚われている私たち」にできることは何なのか。作家の四角大輔と、『人新 ...
本書は、資本主義社会のビジネス倫理を、独自の視点から論じた力作である。従来のビジネス倫理に関する議論は、日常的な道徳規範にもとづいて市場競争を批判するものが大半であった。しかし、著者は、それらを「薄い」正義論とし、市場のなかの倫理 ...
大阪大学はこの度、「共助資本主義の実現に向けた大学連合」(以下「大学連合」)に参画します。2025年2月に設立されるこの大学連合は、研究機関の学生及び研究者が、複雑化する社会課題を解決するべく、共助人材として産学官民の垣根を越えて連携する ...
2024年の“顔”といえばこの人です 2024年も「サステナビリティ」や「SDGs」「ESG(環境・社会・ガバナンス)」というワードを、メディアや通常業務の中で見聞きした方も多いのではないでしょうか。2025年も関連法制の施行が予定されており、引き続き ...
2025年11月4日、34歳の若き政治家、ゾーラン・マムダニ氏がニューヨーク市長に当選――。グローバル資本主義の首都NYに、Z世代が熱烈に支持する急進左派の社会主義市長、誕生。 2025年11月4日、ニューヨーク市(NYC)の市長選で、34歳の若き民主社会主義者 ...
パーパスやパーパス経営という言葉が数年前から話題になっています。それではパーパスやパーパス経営とは一体何なのでしょうか? またなぜ今パーパス経営が注目されているのか、そのメリットやデメリットは何なのでしょうか? さらにパーパス経営の実践方法を、事例を ...