著者がその活動で一貫して問題視しているのは、歴史の専門家と一般読者の意識の乖離だ。対象範囲を絞り込んで精緻な議論を追求する学術の世界は、日常的なやりとりや歴史を扱った小説、ドラマなどを入り口に歴史に興味を持った一般読者の関心とはどうしても結びつきづら ...
株式会社新潮社のプレスリリース(2025年12月1日 16時47分)「戦後80年/昭和100年」が〈新語・流行語大賞〉トップ10入りで 作家・保阪正康さんが受賞者に!
昭和史研究の第一人者でノンフィクション作家の保阪正康さんが、東京・大手町の読売新聞東京本社で開かれた公開講座「昭和史の中の下山事件」(中央公論新社、読売・日本テレビ文化センター主催)で、読売新聞の木田滋夫記者とともに「戦後史最大の ...
高すぎる支持率が大賞決定にも影響したのだろうか。 今年1年の世相を反映した言葉を選ぶ「現代用語の基礎知識選 ...
「あの戦争」から80年、同時代史として語られてきた昭和百年はこれから歴史の中へと移行する。その時、国家の運命を ...
昭和史研究者の保阪正康氏(85)は、戦後80年の今こそ「戦後」を死語にするときだと話す。先の戦争を忘却しようという意味ではない。我々はこの80年で、戦争の後日談としては語り尽くせぬほどの成功と失敗を積み重ねてきた。そろそろひとつの自立した ...
昭和史研究者の保阪正康氏(85)は、戦後80年の今こそ「戦後」を死語にするときだと話す。先の戦争を忘却しようという意味ではない。我々はこの80年で、戦争の後日談としては語り尽くせぬほどの成功と失敗を積み重ねてきた。そろそろひとつの自立した ...
東京外国語大学(府中市)で31日、昭和史研究の第一人者でノンフィクション作家の保阪正康さんが「昭和100年~私たちは何を語り継ぐべきか」と題して講演し、約190人が耳を傾けた。保阪さんは「歴史は常識で論じることが大事」と強調し ...
今年は「昭和100年・戦後80年」。その意味を「昭和が同時代史から歴史へと移行し、次世代によって解釈される時代になった」と位置づけるノンフィクション作家の保阪正康さんが、昭和について語るシリーズ講座です。今回のテーマは「昭和天皇を ...
7月22日に城南信用金庫本店(東京都品川区)で開かれた、昭和史研究の第一人者でノンフィクション作家保阪正康さん(85)の講演会の内容をお届けします。(山口登史、加藤豊大) 参院選で4つの極が浮き彫りに 戦後80年。私たちはどのような気持ちで ...
仮に、「戦犯自主裁判」を日本側で開いたとするなら、開戦詔書に署名した東條英機内閣の閣僚は、全員がその責任を問われることになる。繰り返しになるが、彼らは「明治天皇の勅諭に背きて軍閥政治を招来し」、そして満州事変、支那事変または大東亜戦争を挑発誘導して内 ...
カバーの写真は、1943年10月21日に明治神宮外苑競技場(現在の国立競技場)で開かれた「出陣学徒壮行会」。太平洋戦争の長期化による兵力不足を補うため、文科系大学生・旧制専門学校生に適用していた徴兵猶予措置が停止され、多くの学生が学業の ...