すばる望遠鏡と宇宙望遠鏡の観測を組み合わせた研究から、恒星を周回する軽い天体が2つ発見された。巨大ガス惑星や褐色矮星を直接とらえ、その性質を明らかにする探査計画「OASIS」の初成果だ。
OASIS初の発見は、太陽の約2倍の質量を持つ星「HIP 54515」の周囲を公転する、木星の18倍弱の質量を持つ超巨大ガス惑星「HIP 54515 b」だ。公転距離は約25天文単位 ...
国立天文台やアストロバイオロジーセンターの研究者を含む国際研究チームは、すばる望遠鏡による高精細な観測と、宇宙望遠鏡のデータを組み合わせ、これまで詳しく調べられてこなかった恒星の周囲に新たに2つの低質量天体を発見しました。巨大ガス惑星や褐色矮星を直接撮像し、その性質を明らかにすることを目指す探査計画「OASIS(オアシス)」の初成果です。
明治大学理工学部物理学科の佐藤寿紀専任講師、京都大学理学研究科の松永海(博士後期課程2年)、内田裕之助教等の研究グループは、X線分光撮像衛星(クリズム;X-Ray Imaging and Spectroscopy ...
天文学者らは長年にわたり宇宙を観測し、科学的に正確だと思われる宇宙論を築き上げてきました。ところが近年は観測技術の発達により、今までの宇宙に対する理解を覆すような観測結果が多数報告されていると、科学系YouTubeチャンネルのKurzgesagtが動 ...
ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が、複数の太陽系外惑星の姿を直接撮影することに成功したそうだ。 それら4つの巨大惑星は、地球からペガスス座の方角へ129光年離れた「HR 8799」と呼ばれる若い恒星を巡っている。 その大気には二酸化炭素のほか、炭素 ...
こちらは、ハッブル宇宙望遠鏡(HST)が2025年11月30日に観測した彗星「3I/ATLAS(アトラス彗星)」。観測時の地球からの距離は、約2億8600万km=約1.9天文単位です。移動する彗星にあわせて露光したため、背景の星々は光跡として写ってい ...
東北大学などの研究チームが、米航空宇宙局(NASA)の探査機が小惑星から持ち帰った砂の中から、グルコースなどの糖を発見したと発表しました。宇宙由来の物質からブドウ糖が見つかったのは初めてです。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「小惑星の ...
米航空宇宙局(NASA)の探査機が小惑星ベンヌで採取した砂状の試料から、 生命活動 の維持に必要なリボ核酸(RNA)の材料となる「 リボース ...
米国の探査機「オシリス・レックス」が小惑星ベンヌから持ち帰った砂に、遺伝物質のRNAの材料となる糖が含まれていたと、東北大などの研究チームが発表した。生命の材料が宇宙から飛来していたとの説を支持する成果だ。論文が2日、科学誌ネイチャー・ジオサイエンス ...