『幕末・維新』から始まった「シリーズ日本近現代史」もいよいよ9巻を迎えた。1960年代半ばから現代までの「ポスト戦後社会」を、社会・文化・メディア研究で知られる著者がたどった。 戦後がいつ終わったのかにはさまざまな定義ができようが ...
もし戦犯自主裁判の「勅令案」が実行に移されたならば、日本の戦後社会では極めて率直な戦犯追及の動きが加速したであろう。この想定を試みると、わかることがある。弾劾、糾弾、査問、さらには私的制裁などが行われたであろうことは想像に難くない。
「保守」のイメージとは裏腹に、安倍政権は「グローバリズム」を推進しました。なぜ海外メディアは安倍批判をやめたのか?
銀行員たちは勝利を信じて軍を支え、敵に追われながら軍の金庫番も務め上げた。そして終戦を迎えると、戦争で途方もなく膨らんだ有形・無形の負債の清算を余儀なくされる。彼らは敗北が明らかになっても、「信用維持」という銀行業に携わる者としての矜持を手放さなかっ ...
戦後日本美術をグローバル美術史から記述する 21世紀に入り、戦後日本美術は国際的な存在感を増している。「東京 1955–1970」(ニューヨーク近代美術館、2012)や「具体:素晴らしい遊び場所」(グッゲンハイム美術館、2013)といった展覧会の開催 ...
史上最長の長期政権を築いた安倍晋三元首相。最大の功績の1つが外交です。プーチン氏やトランプ氏といった大国の指導者と信頼を築き、日本の国際的地位を高めました。
21世紀になって四半世紀となる今年は、戦後80年、昭和100年の節目にもあたる。不確実性が高まるいま、歴史とどう向き合い、過去に学ぶべきなのか。歴史の学び方、論じ方を問い直してきた歴史学者の成田龍一さんと、専門家の限界を疑い、歴史学者「廃業 ...
「本との出会い」は、新しい知識や価値観との出会い、そして人生を豊かにするきっかけとなる、素晴らしい経験(撮影写真映像部・松永卓也)この記事の写真をすべて見る 各界の著名人が気になる本を紹介する連載「読まずにはいられない」。今回は政治 ...
近現代の天皇制のあり方を問い続けた第一人者による「タブーなき思想史」! 戦後の新憲法で「国政に関する権能を有しない」と規定されたにもかかわらず、天皇が今なお権力の主体であり続けていることを明らかにする『日本政治思想史』(原武史著 ...
1967年生まれ、東京都出身。早稲田大学政治経済学部政治学科卒、政治学研究科修士課程修了(日本政治史)。1996年毎日新聞入社、2003年から東京学芸部。専門は日本近現代史、戦後補償史。『東京大空襲の戦後史』『硫黄島に眠る戦没者見捨てられた兵士 ...
株式会社新潮社のプレスリリース(2025年12月1日 16時47分)「戦後80年/昭和100年」が〈新語・流行語大賞〉トップ10入りで 作家・保阪正康さんが受賞者に!