日本の長期低迷を表す「失われた30年」という言葉は、単なる経済統計の事実を超え、日本社会のあり方を巡る議論の中心にあります。この通説に対する賛否の論争を深掘りすることは、日本が過去30年をどのように捉え、今後どのように進むべきかを考える上で不可欠です ...

長らく伸び悩む日本の実質賃金。その根本原因はどこにあるのか？ 気鋭の経済史家クララ・E・マッテイ氏が、賃金抑制のカラクリと、そこに深く関わる経済学者やテクノクラートの役割を徹底解明した画期的な新刊『緊縮資本主義：経済学者はいかにして ...

税そのものの変遷を追った著書は枚挙にいとまがない。本書は税という側面から、古代から現代までの日本社会を描き出そうという視点が新しい。著者は政府税制調査会（首相の諮問機関）の特別委員などを務め...

作家、予備校講師、歴史系YouTuber。駿台予備学校、ネット配信のZEN Study（旧Ｎ予備校）で世界史担当。『世界史で学べ！

「保守」のイメージとは裏腹に、安倍政権は「グローバリズム」を推進しました。なぜ海外メディアは安倍批判をやめたのか？

本記事では、〈有力氏族がヤマト門閥氏族と婚姻を結んだ理由…交易ルートの利権をめぐる古代の「駆け引き」〉に引き続き、ヤマトの各地への影響力の変遷について詳しくみていく。

大好きな“推し”を熱心に応援する日本の「推し活」。趣味や娯楽の範囲と思われがちだが、実は「経済を動かす潜在力を秘めている」として海外の経済専門家らからも注目を集めている。

『新しい階級社会』という、仰々しいタイトルの本が出た。著者は格差の研究で知られる社会学者の橋本健二先生。新書だが、現代日本の格差に関する多くのデータを集めた重厚な本で、特に、最下層に位置するとされる「アンダークラス」の考察にページを割いている。

『嫌われる勇気』の著者が解き明かす、日本企業が「ムラ化」するメカニズム｜世界的なベストセラー『嫌われる勇気』の著者である古賀史健氏の新刊、『集団浅慮　「優秀だった男たち」はなぜ道を誤るのか？』が発売され、早くも大きな反響を呼んでいます。

現在、報道されているニュースの背景では、必ず歴史がつながっています。世の中で何が起きているのかを読み解くには、日本史、世界史だけではなく、地理的要因も絡めた地政学の知識も必要になってきました。さらにビジネスにおいては、経済学や経営 ...