――『日本近代文学の起源』は、1975年からの米国・イエール大学での講義がベースになっているんですよね。 「米国行きは、法政大学内のくじに当たって、偶然でした。日本文学を教えることは、その後急に決まったので、授業の準備に苦労しました。

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――代表作の一つ『日本近代文学の起源』（1980年刊）は、明治文学についての論考を収めた本です。 「文学史を順に追う本ではありません。僕が問題にしたのは、日本の近代文学はどのように始まったのか、ということでした。近代文学は、内面性や ...

シリーズ累計80万部突破！株式会社KADOKAWA発行のコミックス『文豪ストレイドッグス』と神奈川近代文学館で実施される「生誕105年太宰治展－語りかける言葉－」とのコラボレーションにて、展覧会のポスターを飾る太宰治とのコラボ画像が完成 ...

――1992年に盟友・中上健次、95年に妻・冥王まさ子という身近な作家が相次いで亡くなり、柄谷さんは「文学と縁が切れた」とおっしゃっていました（第20回参照）。特に中上の死については、近代文学の終焉に関わる一つの区切りとして象徴的に語ってこ ...

会社の行き帰り、道を漫然と歩いていて、誰か立川談志みたいな人がいきなり現れてこの高層ビル群を見て「馬鹿なもん建ててるんじゃねえよ」というようなことを言ってくれないかと妄想していた。もちろん高層ビルというのは、単なる象徴に過ぎず ...

日本近代文学館主催の「秋の文学教室」（読売新聞社後援）が11月22日、東京都千代田区の有楽町よみうりホールで開かれた。58回目となる今年のテーマは日記文学で、500人が聴講した。 登壇した文芸評論家の斎藤美奈子さんは田辺聖子の戦中の ...

横浜市の神奈川近代文学館の開館40周年に合わせて企画された連続講座「文学・どこへゆくのか」が12日、始まった。「文学界」編集長などを歴任した文芸評論家の湯川豊さん＝写真＝と、読売新聞東京本社で文芸担当記者を務めた尾崎真理子さんの ...

ゴマブックス株式会社（所在地：東京都港区、代表取締役社長：赤井仁）は、2015年3月13日（金）より、Kindleストア、楽天Kobo電子書籍ストア、iBooks、ならびにニコニコ静画にて、電子書籍「近代文学セット夏目漱石『こゝろ』『三四郎』『それから』森鴎外 ...

今年生誕100年を迎えた作家、安部公房を紹介する展覧会が県立神奈川近代文学館（横浜市）で開かれている。社会の価値観変容によって自己の揺らぎを描いた独自の作品は、国境を越えて多くの読者を獲得した。展示からも国際派作家の先駆性が伝わって ...