ノーベル生理学・医学賞を受賞する大阪大の坂口志文特別栄誉教授(74)は制御性T細胞を発見した。がんや自己免疫疾患の治療といった応用面も期待されているが、業績の題目は「末梢(まっしょう)性免疫寛容にかかわる発見」。免疫学の長年の謎の解明に貢献したことが ...
ノーベル生理学・医学賞の受賞が決まった大阪大特別栄誉教授の坂口志文さん(74)が7日、ストックホルム市内のカロリンスカ研究所で講演した。「ノーベルレクチャー」と呼ばれる恒例行事。免疫の暴走を止める「制御性T細胞」の研究を振り返り、「臨床応用の段階に入りつつある」と語った。 【画像】「はたらく細胞」の制御性T細胞とも対談?
普通のT細胞は、敵をみつけると、免疫反応を起こすために他の免疫細胞を効率よく刺激するはたらきがある。いわば免疫システムの指揮者のような存在である。ところが、T細胞の一種である制御性T細胞は、他の免疫細胞を効率よく刺激することをせず、逆に免疫反応を抑えることに特化した ...
「Treg細胞培養液」は、免疫の恒常性を保つTreg細胞を起点に開発された。制御性T細胞(Treg細胞)は、2025年10月に発表された2025年ノーベル生理学・医学賞のキー成分で、制御性T細胞を発見した坂口志文特任教授らの受賞により、免疫研究への注 ...
2025年のノーベル生理学・医学賞は免疫の働きを抑える「制御性T細胞」を発見した大阪大学の坂口志文特任教授らが受賞する。実はこの細胞は体の味方にも敵にもなる「もろ刃の剣」だ。
今年のノーベル生理学・医学賞を受賞した大阪大学特別栄誉教授の坂口志文さん(2025年10月、大阪府吹田市。時事通信フォト) ペスト、梅毒、天然痘、コレラ、結核、インフルエンザ、新型 ...
記憶T細胞は免疫記憶の司令塔であるにもかかわらず、どのような特徴を示す細胞が、いかなるメカニズムにより生体内で長期間生存するのかはいまだ明らかになっていなかった。 | 拡大する ―― 病原性記憶T細胞とは?
免疫の働き過ぎを抑えるブレーキ役の「制御性T細胞」の発見により、ノーベル生理学・医学賞の受賞が決まった大阪大特任教授の坂口志文(しもん)さん。免疫細胞といえば、外敵をただ ...
お薬の製品名やメーカー名、疾患名、薬剤自体に記載されている記号等から探す事が出来ます。
寿命が100年に延びるなら健康で"美しく"生きたい――そのためには、常に進化する医療や健康、美容に関する情報の正しいアップデートが欠かせない。同時に、普段の生活習慣を見直す ...
マイiPS細胞患者本人から作製するiPS細胞。患者の血液などから体細胞を採り、数種類の遺伝子を入れて作る。iPS細胞から作った治療用の細胞、組織、臓器を移植する場合、他人由来のiPS ...