著者がその活動で一貫して問題視しているのは、歴史の専門家と一般読者の意識の乖離だ。対象範囲を絞り込んで精緻な議論を追求する学術の世界は、日常的なやりとりや歴史を扱った小説、ドラマなどを入り口に歴史に興味を持った一般読者の関心とはどうしても結びつきづら ...
この宝物、どう“取り戻す”?──2025年9月にデモ版が公開されたReloootedが問いかけるのは、今まで「誰の視点で」ゲームが描かれてきたか。アフリカ出身の登場人物による奪還のゲームが、遺産問題を問いかけると同時に、身近なシーンから当たり前を崩そ ...
戦後80年に合わせ、戦時中の朝鮮半島出身者の強制動員や日本軍「慰安婦」問題など、植民地化が引き起こした問題に向き合おうと結成した。関東大震災から100年の2023年に、朝鮮人虐殺を記憶する活動に取り組んだメンバーらが中心となった。
アルジェリアは、1世紀以上にわたってフランスに占領され、植民地となり、1962年にようやく独立したが、そのためには8年にも及ぶ過酷な独立戦争を経験しなければならなかった。一方のフランスも、アルジェリア戦争によって打撃を受け、国内に分断が生じ、第四共和 ...
近年、日本をのぞくグローバルノースの民主主義国の政治家が口にすることが多い。中国やロシアのような権威主義国は以前からデジタル主権に似たところのあるサイバー主権という概念を提唱してきた。インドは独自のアプローチで中米のデータ寡占への対応策を行っている。
西欧の貿易史は19世紀の産業革命を機に転換点を迎えた。欧州の飛躍的な資本主義の発展で、世界が北半球と南半球の間で格差が広がる大分岐が到来した。運送手段と産業・軍事技術の革新は、経済的不均衡だけでなく、軍事的・政治的不均衡まで招いた。列強のアジア、アフ ...
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その時、マリは王に近づき、病のところに手を置き、「ユダヤ人がエルサレムで十字架につけた私たちの主イエス・メシアの御名によって立ち上がれ」と言った。マリの言葉とともに王は癒やされ、王家の者たちと共にバプテスマを受けた。
大川周明(1886〜1957)は、東京帝国大学で宗教学や思想史を学んだ知識人で、若い頃からアジアの民族独立運動に強い関心を寄せていました。
市民ジャーナリストになって「移民」を考える、早割は12月27日まで 世界屈指の移民大国といえば南米のブラジル。先住民、白人(ポルトガル人、スペイン人、イタリア人、ドイツ人、ユダヤ人など)、黒人、シリアやレバノンなどの中東系。日系を含むアジア系‥‥。ブラジルには世界60カ国から移民が入っているといわれます。 日系人が世界で最も多く暮らす国、それがブラジルです。いまやその数、およそ270万人。米国の日 ...
北方領土 の現状や歴史についての基礎知識をまとめた「北方領土を知るための63章」( 明石書店 )が刊行された。 旧ソ連 崩壊後の往来や研究者による共同調査・研究の積み重ねを生かした多角的な手法で「北方領土」の今に迫った。
銀行員たちは勝利を信じて軍を支え、敵に追われながら軍の金庫番も務め上げた。そして終戦を迎えると、戦争で途方もなく膨らんだ有形・無形の負債の清算を余儀なくされる。彼らは敗北が明らかになっても、「信用維持」という銀行業に携わる者としての矜持を手放さなかっ ...