師走の風物詩「サントリー1万人の第九」(MBS主催、毎日新聞社など後援)が7日、大阪城ホール(大阪市中央区)で開かれた。世界最大規模の合唱コンサートで、今回が43回目。6~98歳の参加者が総監督・佐渡裕さんの指揮で「歓喜の歌」を高らかに響かせた。
モンゴル抑留で父親を失った鈴木富佐江さんに昨年8月、お会いする機会があり、「『囚われの旅人』を田中さんの声で後世に残すお手伝いをしてほしい」と直接頼まれたのがきっかけだった。鈴木さんは、天皇、皇后両陛下がモンゴルを御訪問し抑留者の慰霊碑に拝礼された際 ...