12月1日、高市早苗首相と日本維新の会の吉村洋文代表が首相官邸で会談し、衆議院議員の定数を1割削減する方針で合意しました。法施行から1年以内に具体策がまとまらなければ、小選挙区25、比例代表20の計45議席を「自動的に」削減するという、極めて異例の内容です。
自民党と日本維新の会が検討する衆院議員定数1割削減法案を巡り、本紙は実効性担保の規定として盛り込まれている「小選挙区25減、比例代表20減」の影響を試算した。2020年の国勢調査の人口に基づき、都道府県別に小選挙区の議席を割り当てたところ、定数が3分の2に減る県があった。地方で有権者の声が届きにくくなる懸念がある。議員1人あたりの人口の差で算出する「1票の格差」が広がることも確実だ。
衆議院の議員定数削減をめぐり、自民党は3日、小選挙区と比例代表をあわせて「45議席」削減する法案を了承しました。しかし、身内の自民党内からは、定数削減は全ての議員に関わることなどから「拙速で乱暴なやり方だ」と異論が出ています。■「そんなことより」発言 ...