元素は宇宙の恒星や超新星爆発などで起こる核反応で作られてきましたが、起源がよくわかっていない元素も多くあります。たとえば私たち生命に必要な塩素やカリウムは、理論予測より一桁多く宇宙に存在することが知られており、どのように宇宙に供給されてきたかわかって ...
現在、クリスマスを祝う多くの子どもたちは、北極の最も有名な「居住者とされる人物」、サンタクロースへの願ごとリストを熱心に準備している。しかしながら、実際のところ北極は人間が生活するには非常に困難な場所だ。その理由を4つ紹介しよう。遠隔地であ ...
地球上に生息する微生物の多様性を守るため、国際自然保護連合(IUCN)は2025年9月12日、科学者、保護活動家、ボランティアからなるタスクフォース「微生物保護専門家委員会」の立ち上げを学術誌「Nature Microbiology」で発表した。なぜ世界最大の自然保護団体は、目に見えない生きものを守るよう求めているのだろうか。微生物は地球上の生命を維持するために欠かせない。それを守らなければ、 ...
小さなちいさな命が、ときに地球最強レベルの生命力をもつことがあるようです。どんな場所でもどんな環境でもどんな手段を使ってでもサバイブしたある細菌「ターシノコッカス・フェニシス (Tersicoccus phoenicis)」 のお話。細菌が発見された ...
【この記事でわかること】・冥王星に代わる第9惑星の候補・現在の太陽系の「最新地図」は・太陽系外から来た天体「3I/ATLAS」とは「水金地火木土天海」の語呂で子どもの頃に覚えた太陽系の地図が相次いで塗り替えられている。天文衛星の観測などを通じて冥王星に代わる9番目の惑星が存在する可能性や、土星が200個を超える多数の衛星を従えている事実がみえてきた。太陽系の外からやってくる天体も確認され始めた。
糖類の発見を主導したのは、東北大学の古川善博氏らの研究チームだ。地球外の試料から炭素原子6個のブドウ糖が見つかったのは初めてで、生命が利用する炭素源・エネルギー源として広く知られる分子だ。
NASAのハッブル宇宙望遠鏡が捉えた恒星間彗星「3I/ATLAS」。2025年7月21日に撮影されたもので、この時点で彗星は地球から約4.5億km離れたところにあった。核から塵が噴き出していることがわかる Image credit: NASA, ...
恐竜時代の海で大繁栄していたアンモナイトは誰もが名前を知る古生物ですが、実はその生態や「殻の外」の姿は今もよく分かっていません。NHK「ダーウィンが来た!」が最新の研究を踏まえてそれらの謎に迫ります。同番組ディレクターの植田和貴氏(NHKエンタープラ ...
京都大や明治大などが参加する国際研究グループは、X線天文衛星「XRISM(クリズム)」で超新星爆発の残骸を観測した結果、生命維持に欠かせない元素のうち塩素とカリウムを初めて検出したと発表した。いずれも爆発前に星の内部で大量に合成されている可能性が高いことも初めて分かった。論文は4日、英科学誌ネイチャー・アストロノミー電子版に掲載された。
ピュー・リサーチ・センターが2021年に行った調査によると、アメリカ人のほぼ3分の2が地球外に知的生命体が存在すると信じている。一方、UFOや宇宙人の存在に関する証拠を各国政府が隠していると信じる人々もいるが、これは少数派にとどまる。