私が広島県廿日市市、中国山地の分水嶺に所在する冠遺跡の発掘に乗り出したのは、2023年9月であった。中央アジアの山岳地帯や信州での発掘経験から、標高の高い高原に初期の遺跡が立地する傾向をつかんでいた。大陸近くの高原で人類の列島到来直後の遺跡発見を狙っ ...
1968年:江原道に侵入した北朝鮮の武装工作員により李承福(イ・スンボク)君が殺害 ※当時9歳だった李君は事件当日、家に押し入った工作員の一人から「北韓(北朝鮮)が良いか、南韓(韓国)が良いか」と聞かれ、「共産党が嫌いです」と答えたため口を切り裂かれ ...
【読売新聞】 日韓国交正常化から今年で60年を迎えたことに合わせて、将来に向けた協力のあり方について日韓の有識者が話し合う国際シンポジウム「韓日関係これまでの60年、これからの60年」(早稲田大日米研究所など主催)が8日、都内のホテ ...
【ソウル聯合ニュース】韓国の禹元植(ウ・ウォンシク)国会議長は8日、日本の水嶋光一駐韓大使と会談し、日本による植民地時代に朝鮮半島出身者が強制動員された海底炭鉱、長生炭鉱(山口県宇部市)の遺骨収容や佐渡島の金山(新潟県佐渡市)を巡る問題など、両国に横 ...
林典子は、結婚を機に朝鮮半島出身の夫と連れ立って北朝鮮へ渡った9人の日本人女性を、12回にわたる訪朝で7年間取材し写真と映像に収めた。いつ祖国へ帰れるとも知れない複雑な時代に幸せを信じて海を渡った女性たち。三十数年ぶりに「北朝鮮在住の日本人配偶者故郷訪問事業」で日本を訪れた女性が亡き母の墓前でつぶやく言葉に、時の長さを感じて苦しくなった。北朝鮮と日本は、いまだ正式な国交を結んでいない。
直木賞受賞作『小さいおうち』をはじめ、家族や社会、歴史など多様なテーマの作品を発表し続けている中島京子さん。河童の視点で豊臣秀吉の朝鮮出兵の歴史を描いた長編小説『水は動かず芹の中』を上梓した中島さんに、河童への愛着などを聞いた。
84年前の12月8日、大日本帝国は米英などとの戦争を始めた。  国力ではるかに勝る相手との「終戦構想」が、願望の上に空想を重ねたようなものだったことは、2024年6月2日配信の記事<「むちゃくちゃな話だった」 蜃気楼のような大日本帝国「終戦構想」>で書いた。
韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領による非常戒厳宣布から1年となった12月3日、李在明(イ・ジェミョン)大統領が外国メディア向けに記者会見した。外国メディアだけを対象にした現職大統領の記者会見は異例だ。国会の議決で戒厳令をすぐに解除させたことを ...
【読売新聞】 中国の史書「魏志倭人伝」に記された邪馬台国はどこか。江戸時代から続く論争をテーマにした古代史講座が福岡県飯塚市で開かれた。講師が持論の正当性を主張するのではなく、九州説、畿内説、東遷説それぞれの弱点や矛盾点を検証するユ ...