あゆ⌇高次脳機能障害をわかりやすく教える on Instagram: ""@ayu.koujinou←他の高次脳機能障害を学ぶ✏️ 2025年11月の高次脳機能学会で、 江戸川リハ・中川先生が話していた “失語症の長期的な回復”をサクッとおさらいします。 今回のキーワードは 「脳の可塑性（かそせい）」。 可塑性＝ ダメージを受けた脳が“新しい回路をつくって”回復する力。 元の回路に戻る“可逆性”とは別物ね。 そしてこの可塑性、 病巣が前方か後方かで働き方が全く違う。 ◆前方（ブローカ周辺） ・可塑性が安定 ・右肩上がりでじわじわ伸びる ・一度伸びた力が落ちにくい → コツコツ積み上がるタイプ ◆後方（ウェルニッケ周辺） ・可塑性が不安定 ・“良い日・悪い日”の波が出やすい ・理解面のムラが大きい → 土台が揺れやすいタイプ だから臨床では、 最初に家族へ 「理解に波があるのは普通です」 と伝えておくのがめちゃ大事。 結論： 失語症の回復は“脳の可塑性の働き方”で決まる。 そして、可塑性は病巣でまったく違う動きをする。 次の投稿では、 「どの機能が伸びやすいのか・どこが揺れやすいのか」